経理・財務・会計の求人

経理・財務・会計

ここでは、経理・財務・会計関連の職種について詳しくご説明していきます。日系企業の経理・財務・会計部門で職務経験があり、外資系企業への転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。

外資系企業の経理・財務・会計の特徴

外資系企業の経理・財務・会計の一般的な特徴としては、下記が挙げられます。

  • 職務内容は多岐に渡る
  • 本国とのやりとりが重要
  • 決算の締めが早い
  • 日本のカレンダー通りには進まない
  • ローカルルールへの対応力が問われる

職務内容は多岐に渡る

外資系企業の日本法人・支社の経理・財務・会計担当者の場合、たとえ事業規模は小さいケースでも日系企業と比較すると非常に多岐に渡る職務内容が求められる点が特徴的です。

具体的には、本国で使用している会計ソフトへの対応、月次決算報告、財務諸表・予実管理の四半期毎の報告、そして本国に向けたレポート作成、次年度予算作成、経理ベンダーのマネジメントなど、非常に多岐に渡る業務を数人のスタッフで回しているケースが多く、人材不が定常化している企業が多い傾向があります。

しかし、日本に展開している外資系企業の場合、現地の間接部門スタッフ採用については消極的な企業がほとんどなので、結果として本国からの新規採用許可も下りず、結果として少人数で毎月締めに追われながら激務をこなしている、というケースが多いようです。

本国とのやりとりが重要

外資系企業の経理・財務・会計部門にとって何より重要なのは、本国へのレポーティング、折衝です。本国とのやりとりはコントローラーが担いますが、コントローラー役は本国からの指示と多忙な現場の間に挟まれることも多く、折衝・調整に疲弊して退職にいたるケースもあります。

決算の締めが早い

また、外資系企業の場合、日系企業と比較すると決算の締めが早いのも特徴的です。月次決算であれば翌月第2営業日までというケースもあり、遅くても翌月第5営業日というイメージです。この締めスピードを少人数で対応しなければいけないので、必然的に毎月激務にならざるを得ないケースもあります。

日本のカレンダー通りには進まない

そして、外資系企業の経理・財務担当の一番辛い点が、外資系企業の決算は、日本のカレンダー通りには進まない、という点です。例えば外資系企業の場合、正月はありませんので、休みは1月1日のみ。2日から営業となります。12月の決算締めを正月からやらなければいけないケースなど日常茶飯事です。また、ゴールデンウィークもありませんので、5月の頭も休むことができないケースもあります。

ローカルルールへの対応力が問われる

外資系企業の経理・財務ポジションというと英語力を活かしてグローバルルール会計に携われる、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、企業によってはむしろ日本のローカルルールにおける実務スキルの高さを求めるケースもあります。

本国からしてみれば日本の現地採用で採用したいのは現地のローカルルールに長けた人材だというケースもあるのです。

もちろん、外資系企業の経理・財務求人はUSCPAなどの専門資格や英語力を求められることがほとんどではありますが、企業がどのようなスキル・専門性を求めているのかは事前にしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

経理・財務・会計関連の職種一覧

外資系企業における経理・財務・会計関連の職種としては、下記のような職種が挙げられます。

  • CFO(Chief Finance Officer)
  • Finance Controller(ファイナンス・コントローラー)
  • Finance Director(ファイナンス・ディレクタ-)
  • Senior Finance Controller(シニアファイナンスマネジャー)
  • Senior Accounting Manger(シニアアカウンティングマネジャー)
  • Accounting Manger(アカウンティングマネジャー)
  • Finance Manger(ファイナンスマネジャー)
  • Accountant/Junior Accountant(アカウンタント)
  • Finance Analyst(ファイナンスアナリスト)
  • Internal Auditor(内部監査)
  • FP&A(Financial Planning and Analysis)

外資系企業の経理・財務・会計部門の場合、コントローラーが本国とのやりとり・折衝を行い、その下にマネジャークラス、ノンマネジャークラスのスタッフを配置しているケースが一般的です。

企業規模によって経理・財務・会計部署の人員体制は大きく変わってきます。外資系企業の日本法人の場合、従業員数が100名以下の場合であればアウトソーサーも活用しながらコントローラーも含めて数名のスタッフで経理・財務の全てを回しているケースなどもあります。

経理・財務・会計関連の求人に強い転職エージェント

外資系企業の経理・財務・会計関連の求人に強い転職エージェントとしては、下記が挙げられます。

経理・財務・会計部門は企業活動の中でももっとも機密性が高い重要な情報を扱う部門であり、人物としての信頼性が非常に問われる部署となります。そのため、外資系企業の多くは採用時に厳しいレファレンスをとるケースが一般的です。

また、実際の職務内容や職務範囲、レポートラインなども企業によって大きく異なるため、配属部署の人員体制(スタッフ数など)や本国との関係性などをしっかりと事前に把握しておくことが重要です。

外資系企業の経理・財務・会計部門への転職をお考えの方は、ぜひ上記の転職エージェントをフルに活用して、万全の対策で臨みましょう。

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