未経験からはじめての外資系

未経験からはじめての外資系企業

ここでは、未経験からはじめて外資系企業への転職をお考えの方のために、転職を成功させるために重要なポイントをご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

未経験でも大丈夫?

「未経験から外資系にチャレンジすることは可能ですか?」という質問をよく聞くことが多いのですが、「未経験」には大きく分けて下記の2つの意味が含まれます。

  • 外資系企業は未経験(日系企業での勤務経験しかない)
  • 職種が未経験(異職種での勤務経験しかない)

上記のように「外資系企業に勤めるのが初めて」という方と「職種自体が初めて」という方では、「未経験」の意味が大きく異なります。これを分かりやすく図にすると、下記のようになります。

未経験から転職するマトリクス

それぞれのケースについて、詳しく説明していきます。

1、外資経験あり・経験職種

タイプ1の転職の場合は、既に外資系企業で働いた経験があり、外資ならではの仕事の進め方やワークスタイル、人事システムなども理解していますし、仕事内容に関する専門性も高いので、転職活動はかなりスムーズに進みます。

実際、外資系企業同士においては、同業界における人材の引き抜き競争は日常茶飯事であり、昨日までライバルとして日々ベンチマークしていた企業から高額なオファーを出されて転職をするというケースもよくあります。

この場合、例えばアメリカ系企業からヨーロッパ系企業への転職など、大きくワークスタイルや文化が異なる企業への転職でない限りは、転職後もすぐに馴染むことができます。

また、同業界であれば採用する側の企業も外資系企業同士のネットワークを使って予めあなたに関する情報を入手していることも考えられますので、入社後のミスマッチは起こりにくいと言えるでしょう。

2、はじめての外資・経験職種

今まで日系企業でしか働いた経験はないけれど、過去の経験・スキルを活かして外資系企業へチャレンジしたいという方が、このタイプに当てはまります。

外資系企業の多くは中途採用を中心に人材採用を行っているため、新卒で外資系企業に入社しなければ、一生外資で働くチャンスがないということは全くありません。日系企業での勤務経験しかないとしても、経験やスキルがマッチすれば外資系企業へ転職できる可能性は十分にあります。

むしろ、日本に現地法人や支店を展開している外資系企業の多くはそもそも日系企業をメインの顧客としていますので、外資系企業における勤務経験の有無よりも、日本というローカルマーケットをいかに熟知しているかのほうが重要なのです。

初めて外資系企業に転職する場合、最初は外資特有の仕事の進め方や社風、ワークスタイル、人事制度などに戸惑うこともあるかもしれませんが、予め情報収集をしたうえで、自分は外資系のやり方が向いていると感じる方であれば、全く問題ないでしょう。

このタイプの方が外資系企業へ転職する際にネックとなりがちなのは、やはり英語力です。

日系企業に勤務しており、日常的に英語を使用する機会がなかった方は、ビジネス英語力の面で応募条件を満たせないケースや、面接で落ちてしまうケースがよくあります。

中には、日系企業を退職した後に1年間ほど語学留学をして、英語力を身に付けた後に外資系企業へ転職する、という方もいらっしゃいます。英語力がネックとならないよう、万全の準備をしておく必要があるでしょう。

3、外資経験あり・未経験職種

実は、2よりも転職が難しいのが、このタイプです。例えば、外資系企業でエンジニアとして働いており、外資ならではの働き方はとても好きだが、職種の適性がなかったので、次は同じく外資系企業でマーケッターとして働きたい、といったようなケースですね。

外資系企業の場合、基本的に新卒採用時から職種別採用が前提となっています。日系企業のように総合職採用・ジョブローテーションといった概念はなく、基本的にはポテンシャルというより即戦力となる専門性やスキルなど、成果に直結する要素が求められます。

しかし、外資系企業であったとしても、未経験採用・ポテンシャル採用がゼロなわけではありません。特に20代前半~後半であれば、一部未経験からの求人も存在しています。

具体的には、外資系製薬会社のMR職や外資系保険会社の営業職、外資系コンサルティングファームのコンサルタント職などは、職種自体が未経験でも積極的な人材採用を行っているケースが多いです。

外資系企業で勤務経験があるということは、少なくとも英語力についてはそれなりの実践力を持っているはずなので、英語力を武器にいかにポテンシャルとやる気をアピールできるかが、転職成功の可否を握ると言えるでしょう。

4、はじめての外資・未経験職種

最後は、外資系企業で働くのも初めて、そして職種自体もはじめて、というケースです。

この場合、仕事におけるキャッチアップはもちろんですが、外資ならではのワークスタイルや文化にも適応しなければいけないので、かなり適応能力が高い方でなければ、入社後しばらくは苦労が多いかもしれません。

ただ、このタイプの転職も実は全くないわけではありません。しかし、事例として挙げられるのは、財務省の若手官僚が外資系コンサルティングファームや投資銀行へ転職、などのようにそもそも非常にポテンシャルが高い人材が転職するケースや、日系大手企業出身で留学経験もあり英語力が高い、MBAを取得している、など、専門性は評価できないものの、人材としてのポテンシャルを高く評価できるに値するだけのキャリアや能力を有しているというケースに限られてくるでしょう。

外資系企業で働いた経験がないということがネガティブポイントになることはほとんどないと考えてよいですが、職種自体も未経験となると、採用担当者からすると、経験や専門性に基づいた判断ができない以上、人物面の評価や、本人の能力を裏付ける何らかの証明が重視されることになります。

外資系企業で働き、なおかつジョブチェンジもしたいと言う方は、いきなり外資系企業に応募する前に、まずは日系の中小企業でも良いので未経験職種からでも採用してくれる企業を見つけ、そこで数年の業務経験を積んでから外資系企業へ応募する、というのが良いでしょう。

未経験からの外資系転職は、転職エージェントを活用する

はじめて外資系企業への転職をお考えの方や、未経験職種への転職をお考えの方は、求人に応募を前に、外資系企業に強い転職エージェントに相談するのが一番です。

外資系企業が初めてという方は、英文レジュメやインタビュー対策など、外資特有の選考フローも理解しておく必要がありますし、未経験職種への転職をお考えの方の場合、未経験OKの外資系企業求人に関する情報収集はもちろん、ポテンシャルのアピール方法など、未経験から内定を勝ち取るための選考対策など、事前に万全の準備をしたうえで選考に臨むことをおすすめします。

特に、外資系企業に強い下記の転職エージェントでは、外資系企業への転職を目指す方のために、外資系専門のキャリアコンサルタントはもちろん、外資系企業に特化した選考対策など様々なサービスを提供していますので、ぜひ積極的に活用するとよいでしょう。

いずれの転職エージェントもグローバルに拠点展開をしており外資系企業と強いパイプを持っているので、初めての方でも安心して相談することができます。ぜひ活用してみてください。

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