企業選びのポイント

外資系企業選びのポイント

ここでは、はじめて外資系企業への転職をお考えの方のために、外資系企業を選ぶ上での企業選びのポイントをご紹介していきます。

外資系企業というと「実力主義」「ドライな社風」「高年収」「すぐ切られる」などステレオタイプなイメージを描きがちですが、当然ながら実態は企業によって大きく異なってきますので、下記のポイントを意識しながら企業選びを進めるようにしましょう。

外資系企業の企業選びをする上で重要なポイントとしては、下記が挙げられます。

  • 企業の国籍
  • 資本状況・進出形態
  • 本社にとっての日本法人(支店)の位置づけ

それぞれ詳しく説明していきます。

企業の国籍

外資系企業というとまず真っ先に思い浮かぶのは欧米系の企業ではないかと思います。しかし、実はヨーロッパの企業とアメリカの企業では働き方に対する考えから人事制度に至るまで大きく異なります。

外資系企業と言うと一般的にイメージされがちな「ドライな社風」「成果主義」などは主にアメリカ系企業に特徴的な社風であり、ヨーロッパ系企業ではワークライフバランスを重視し、有給取得率も高いという特徴があります。

また、ヨーロッパの中でもフランスとドイツでは国柄が違うように、当然ながら企業文化も異なってきます。そして最近では欧米だけではなく韓国や中国などアジア系外資企業へ日本人が転職するケースも増えてきています。

このように、外資系企業といっても、実際に本社がどの国籍なのかによって企業文化や人事システムなどは大きく異なりますので、まずは国別にどのような特徴があるのかをざっくりと把握した上で、応募先企業がどの国の企業なのかをしっかりと理解しましょう。

国別の特徴を理解する上では、国から探すを参考にしてください。

資本状況・進出形態

日本で事業展開している外資系企業が、100%外資の日本法人なのか、日系企業との合弁会社なのか、それとも法人格を持たない支店なのか、など、日本における資本状況や進出形態を正しく理解しておくことも重要です。合弁会社なのであれば、日系企業との資本比率などもしっかりと見ておくとよいでしょう。

これらの情報は、その企業が本国の影響をどの程度強く受けているのかを理解する上でも役立ちますし、ガバナンスの体制は実際の経営戦略や事業戦略、人事制度などにも大きく影響しますので、企業理解をする上ではぜひ抑えておきたい情報です。

資本状況、進出形態の種類については外資系企業とは?を参考にしてください。

本社にとっての日本法人(支店)の位置づけ

上記に関連する話でもありますが、本社にとって、日本法人(支店)がどのような位置づけになっているのか、という点も非常に重要です。

なぜなら、日本法人の位置づけによって、事業戦略や営業戦略、採用などの人事に至るまで、どの程度本国の影響を受けるのかなどが大きく変わってくるからです。

例えば、グローバルにおいて日本市場の売上が本国の売上を上回っている場合や、本国に次いで2位となっている場合、日本ブランチのマーケティングマネジャーはグローバルにおいても大変強い発言権を持つというケースもあります。

その逆に、基本的に日本法人(支社)には戦略や人事上の意思決定権は一切なく、あくまで本国が決めた戦略と方針に基づいて事業を運営するだけといったケースもあります。

他にも、とある外資系消費財メーカーでは、アジアパシフィックエリアにおけるヘッドクォーター(本部)を日本からシンガポールに移したため、それに伴い日本支店に勤務していた社員のほとんどがシンガポールへ転勤となったというケースもあります。

このように、日本法人(支店)が本国、本社からどのような位置づけとして考えられているかが、入社との仕事の進め方やキャリアはもちろん、場合によっては採用フローにも関わってきますので、しっかりと把握しておくことが重要です。

企業選びは、転職エージェントを活用するのがおすすめ

外資系の企業選びをする上では上記のポイントを意識する必要がありますが、これらの詳細な情報については、自分一人で情報収集するのには限界がありますので、外資系企業の求人に強い転職エージェントに相談するのがおすすめです。

はじめて外資系企業への転職をお考えの方は、まずは外資転職のプロからアドバイスを受けつつ、色々な情報を提供してもらい、外資系企業についての最低限の知識を身に付けたうえで企業選びを進めていくのが良いでしょう。

外資系企業に強い転職エージェントとしては、下記の3社が挙げられます。

いずれもグローバルに展開している企業であり、外資系企業の求人を豊富に保有していることはもちろん、自社のグローバルネットワークを活かして外資系企業に関する様々な情報を提供してくれます。外資系企業に特化した英文履歴書、インタビュー対策などにも対応してくれますので、ぜひ積極的に活用しましょう。

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