英語力の高さがもたらすメリット
外資系企業の多くでは最低限の英語力が求められることが多いのですが、実際には英語を話すことができなくても外資系企業で働いている方は数多くいらっしゃいます。
詳しくは外資系企業で英語力は必要か?も参考にしてほしいのですが、外資系企業だからといって必ずしも高い英語力が必要となるわけではありません。
しかし、実際には英語ができると、入社後にそれ相応のメリットが得られるという側面もあります。具体的には、英語力が高い方は入社後にどのような点で得をするのでしょうか?
代表的なメリットとしては、下記が挙げられます。
- 海外出張・海外研修のチャンスが増える
- 社内のグローバルデータベースやノウハウにアクセスできる
- 昇進しやすい
それぞれの項目についてご説明していきます。
海外出張・海外研修のチャンスが増える
他の社員よりも英語力が高いと、必然的に海外出張に行くチャンスが数多く与えられたり、人より早く海外研修に参加するチャンスが与えられたりと、英語が話せない社員よりも海外に行く際に声がかかりやすく、結果としてキャリアにプラスになることが多いようです。
社内のグローバルデータベースやノウハウにアクセスできる
英語力は、コミュニケーションをとるときだけではなく、情報収集や分析をする際などにも役立ちます。グローバル展開している外資系企業の中には、世界各国の拠点で培った様々なビジネスのケーススタディやノウハウを、グローバルなデータベースとして蓄積しているケースも数多くあります。
そうした社内データベースにアクセスする際、基本的にドキュメントは英語が中心となりますので、英語が読めるだけで手に入る情報量は大きく変わります。
また、特にIT・テクノロジー業界やメディカル業界などは顕著ですが、業界内の最新情報や論文などは英語で発表されることが多いので、そうした情報へアクセスできるかどうかが、普段の業務の質や成果の差となって表れてくることになります。
昇進しやすい
上記のように、海外出張や海外研修のチャンス、情報収集など、英語力が高いと様々な面で得をすることが多く、結果として成果にも結び付きやすく、上司からの評価も高まりやすいので、昇進しやすいと言うことができます。
もちろん、英語があまり得意でなくとも圧倒的な仕事力があれば昇進は可能ですが、外資系企業の業務においては仕事力と英語力を完全に切り離して考えることは難しく、結果としては英語力が高い社員のほうがより多くのチャンスを掴み、結果としてキャリアやスキルを身につけやすい傾向があると言えます。
入社後も英語の勉強は役に立つ
このように、外資系企業においては英語力が高いと結果として様々なメリットを得ることができますので、採用時までに英語力を身につけておくことはもちろんですが、入社後も継続的に英語の勉強を続けていくことが重要です。
実際に、現在外資系企業で活躍している方々の多くは、入社当時から英語がよくできたわけではありません。
自ら英語を使わざるを得ない環境に身を置き、実務の中で何度も失敗を繰り返しながら英語を身に付けてきた、という方がほとんどです。
入社後は、英語力が実務におけるパフォーマンス、仕事のしやすさにも大きく関わってくるため、勉強のモチベーションは維持しやすいですし、インプットした内容をアウトプットする場が常に用意されているので、学習の効率も上がります。
外資系企業への転職をお考えの方は、ぜひ入社後も意識的に英語の勉強を続け、更なるキャリアアップを目指しましょう。
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