外資系企業と日系企業の違い

外資系企業と日系企業の違い

外資系企業と日系企業には、具体的にどのような違いあるのでしょうか?

もちろん外資系企業とはいっても国籍や業界・業種によって文化もスタイルも多種多様ですので一概に括ることは非常に難しいのですが、それを踏まえたうえで、あえて外資系企業に一般的に見られる特徴と日系企業の特徴を比較してみると、両者の代表的な違いとしては下記が挙げられます。

外資系企業

日系企業

個人の権限・責任範囲

明確

不明確

人事評価

成果重視

プロセス重視

人事制度

職務主義

職能主義

雇用リスク

高い

低い

福利厚生

ない・少ない

充実している

残業時間

ない・少ない

多い

有給の取得率

高い

低い

社風

フラット・自由

上下関係重視

社内の人間関係

ドライ・個人主義

ウェット・集団主義

女性の活躍

しやすい

しづらい

人材の流動性

高い

低い

外資系企業と日系企業の違いがはっきりと表れるのは、主に人事システムや社風の面などです。どちらが良い・悪いと言うことはありませんが、向き・不向きはあるかもしれません。

概していえば、外資系企業は良くも悪くも個人主義的な側面が強く、成果はシビアに問われる代わりに、プライベートも重視しており、平等主義が根付いている。そして日系企業はその逆、というイメージでしょうか。

また、外資系企業の中でも、ドイツをはじめとしたヨーロッパ系企業はどちらかというと日系企業に近い傾向があり、アメリカ系の企業はいわゆる「外資系」のイメージに近いという傾向もあります。

日系企業でしか勤務経験がない方は、はじめは外資系のカルチャーに戸惑うこともあるかもしれませんが、外資系の企業風土を必要以上に恐れる必要はありません。

実際に、一度外資系に転職してしまえば、外資系企業の風土にフィットする方も非常に多く、次の転職先も外資系企業が良いと言う方は非常に多くいらっしゃいます。

日系企業では味わえない外資系ならではのワークスタイルを味わうと、その魅力にはまってしまい、日系企業で働くという選択肢が魅力的に映らなくなることも多いようです。

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