外資系IT業界の求人

外資系IT業界の求人

ここでは、外資系IT業界への転職をお考えの方に向けて、外資系IT業界の特徴やメリット・デメリット・代表的な職種、企業などについてご紹介していきます。興味をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

外資系IT業界の特徴

外資系IT業界の主な特徴としては、下記が挙げられます。

  • トレンド変化が非常に激しい
  • 魅力的なベンチャー企業が数多くある
  • 転職回数が多いビジネスマンが多い

IT業界は非常に移り変わりの激しい業界で、新しいテクノロジーやサービスの登場によって新旧企業の入れ替わりも頻繁に起こります。

現時点でのIT業界のトレンドとしては、ソーシャル、スマートフォン・タブレット、クラウド、O2O(Online to Offline)、ビッグデータなどが挙げられますが、毎年のようにバズワードが生まれては消えていくIT業界においては、現在のトレンドが来年も続いている保証はどこにもありません。企業や製品のライフサイクルが最も短い業界だと言えるでしょう。

ただ、このような業界だからこそ、毎年魅力的なスタートアップやベンチャー企業も多数生まれており、ニッチなテクノロジーに特化して一気にグローバルシェアを獲得する企業や、数年で世界を代表するグローバルサービスを創り上げる企業も続々と誕生しているのがIT業界です。

外資系IT業界というと真っ先にイメージしがちなのが米国のシリコンバレーですが、近年では欧米だけではなくインドや中国、韓国などアジア圏からもグローバルなIT企業が数多く誕生しており、インドの「SWITCH(インドのIT大手6社の総称)」などは欧米の大手IT企業とパートナーシップを組んで急激に成長を遂げています。

また、中国のレノボは2004年にIBMのPC事業部門を買収するなど、まさにITの進化によって世界はフラット化し、IT業界はグローバルレベルで群雄割拠、戦国時代へと突入しているのです。

そして、このように事業環境が目まぐるしく変わるIT業界ならではの特徴と、外資系企業に特有の雇用の流動性の高さが組み合わさって、外資系IT業界で働くビジネスマンは、他の業界と比較すると転職回数が多めなのも特徴的です。

外資系IT企業に勤めるビジネスマンでは、30代~40代で既に転職を3回以上経験している方は決して珍しくありません。

IT業界は常に成長産業なのでどの企業も人材需要が逼迫しているため、セールスやエンジニアなど専門スキルさえ持っていれば転職市場でも引く手あまたの状態が続いており、結果として何度でも転職を重ねやすくなっているのが現状です。

外資系IT業界の魅力

外資系IT業界で働く主な魅力としては、下記が挙げられます。

  • 最先端のテクノロジーや技術に触れられる
  • グローバルなビジネス環境の中で仕事ができる
  • 転職によるキャリアアップがしやすい
  • 若くして高年収を獲得することが可能

外資系IT企業の中でも特に米国系の企業は、最先端のテクノロジーや技術の開発が非常に進んでおり、日系IT企業の数年先を進んでいる企業が数多く存在しています。

例えばオンラインマーケティングのテクノロジーやウェブデザインに関する最先端の知識や技術など、IT関連のテクノロジーは常に米国のほうが日本よりも数年先を進んでいるため、外資系IT企業に転職することで、日系企業では決して触れることができない世界最高峰の技術に携わることができる可能性が広がります。

そして、ITやオンラインテクノロジーなどは国境を越えてグローバル規模で展開できるものがほとんどであり、例えばプログラミング言語なども国籍関係なくグローバル共通の言語として使用されているため、外資系IT企業は他業界よりも多国籍な人材配置やグローバルな仕事との関わり合いが多い傾向があります。

また、先述のように外資系IT業界は専門性さえあれば引く手あまたの売り手市場が続いているため、転職によるキャアリアアップも実現しやすく、若くして高年収を稼ぎやすい業界だと言えます。外資系IT業界であれば、20代後半~30代前半で年収1,000万といったケースは全く珍しくありません。

セールス系ポジションの方であれば売上実績、エンジニア系の方であれば開発スキル次第でどんどんと年収アップを実現させることも可能です。

外資系IT業界のデメリット

次に、外資系IT業界で働くことのデメリットについてもご紹介していきます。ぜひ良い面だけではなく悪い面もしっかりと理解した上で転職するかどうかを検討しましょう。

  • 雇用の流動性が激しく、リスクも大きい
  • 過去の経験やスキルが陳腐化しやすい
  • ハードワークな企業が多い

外資系IT業界の場合は、業界自体の移り変わりが激しく、それに伴って雇用の流動性も高いため、外資系企業の中でも特に雇用リスクは大きい業界だと言えます。一部の大手外資系ITベンダーなどを除き、中小~中堅、ベンチャー系の外資系IT企業に転職する際は、予め次のキャリアも考えたうえで転職をするのが賢明です。

また、せっかく経験を積んでスキルを身に付けたとしても、それらが数年後には陳腐化してしまい、市場価値がなくなってしまう可能性もあります。

エンジニアの方であれば、プログラミングの手法は毎年どんどんと移り変わっていきますし、セールスの方であれば、常に新しいテクノロジーを追いかけながら製品やサービスに関する知見をアップデートしていくなど、常に自己研鑽に励んでいかなければすぐに人材としての価値がなくなってしまうのがIT業界の辛いところです。

そして、外資系IT業界の企業は、ハードワークの企業が多い点も特徴的です。仕事柄、一部の企業は自宅勤務を認めているなど柔軟なワークスタイルを実現している企業もありますが、他の業界と比較すると総じて労働時間が長い傾向にあります。

代表的な職種

IT業界における代表的な職種としては、下記が挙げられます。

セールス系

ITコンサルタント/ERPコンサルタント/セキュリティコンサルタント/ビジネスコンサルタント/プリセールス/CRMコンサルタント/SFAコンサルタント/システム営業/オンライン広告営業/ソフトウェア営業/ハードウェア営業/パートナーセールス など

外資系IT業界にはSIベンダー、SFA、ERP、CRM、Webなど様々な業種の企業があり、営業スタイルも業種によって大きく異なります。コンサルティング形式で顧客に深く入り込むリードの長い営業スタイルの企業もあれば、パートナーセールスを中心とする企業、新規開拓を地道に行う企業など様々です。

エンジニア・開発系

プロジェクトマネジャー/社内SE/アプリケーションエンジニア/サーバーエンジニア/データベースエンジニア/ネットワークエンジニア/セキュリティエンジニア/テストエンジニア/プログラマー/ など

エンジニア需要は非常に高く、フロントエンドからバックエンド、上流から下流まで幅広い求人が存在しています。プロジェクトマネジャーの求人も数多くあります。

マーケティング系

マーケティング/プロダクトマーケティング/オンラインマーケティング など

外資系IT企業のマーケティングポジションの場合、自社プロダクトやサービスのマーケティングだけではなく、クライアントのマーケティング支援といった求人もあります。ITやウェブを活用したクライアントのマーケティング戦略の立案やその運用を担うスタッフです。

ウェブ系

マークアップエンジニア/ウェブデザイナー/ウェブディレクター/ウェブプロデューサー/ウェブサービス企画 など

外資系ウェブ関連企業は、転職先としても非常に人気があります。AmazonやGoogle、Facebookなどのようにイノベーティブなウェブサービスを提供し、数年でグローバルカンバニーへと成長する企業も数多く、非常に可能性がある分野です。

その他

カスタマーサポート/テクニカルサポート/コールセンター/ITトレーナー など

外資系IT業界では、セールス系やエンジニア以外にも、サポート関連の求人やトレーナー求人などもあります。ITスキルを有しているものの、そのスキルを現場ではなくサポートや教育の現場で発揮するという仕事です。

代表的な企業

IT業界における代表的な外資系企業は数を挙げるときりがありませんが、その中でも特に人気が高い企業を中心にご紹介します。

アクセンチュア/アップル・ジャパン/アドビシステムズ/アビームコンサルティング/アマゾン・ジャパン/アンシス・ジャパン/イーベイ・ジャパン//インテル/ウィプロ・リミテッド/AT&Tジャパン/ガートナー・ジャパン/グーグル/コグニザント・ジャパン/サン・マイクロシステムズ/SAPジャパン/SAS Institute Japan/シスコ・システムズ/シマンテック・ジャパン/セールスフォース・ドットコム/デル/トレンドマイクロ/日本IBM/日本オラクル/日本マイクロソフト/日本ヒューレット・パッカード/日本ユニシス/ノキア シーメンスネットワークス/モトローラ・モビリティ・ジャパン/レノボ・ジャパン など

外資系IT企業の中でも特に人気が高いのがアメリカ系企業です。エンジニア系職種の方々の間ではグーグルの人気が圧倒的に高く、セールス系職種の方々の間では、マイクロソフトやIBMといった大手IT企業に人気が集まっています。

ただ、最近ではアメリカ系以外にもヨーロッパ系、インド・中国など様々な企業が日本に進出してきており、報酬面でもアメリカ系企業と同等の水準まで上がってきているため、外資系IT業界を希望される方には幅広い選択肢があると言えるでしょう。

こんな方におすすめ

下記にあてはまる方は、外資系IT業界で働くのがおすすめです。

  • 常に変化しつづける環境で刺激的に働きたい
  • 最先端の知識や技術に興味がある
  • グローバルなビジネスを実感できる環境で働きたい
  • 短期間でキャリアアップしていきたい
  • 20代後半~30代前半で高年収を目指したい

外資系IT業界は非常に変化が早い業界で常に自己研鑽が求められるため、変化に対応できる柔軟な姿勢と最新のIT・テクノロジーに対する興味・関心は欠かせません。加えて、短期間でキャリアアップを実現し、早くマネジメント経験を積みたい方や、若くして高年収を目指したい方にもおすすめです。

外資系IT企業への転職を成功させるポイント

外資系IT企業への転職を成功させる上で意識しておきたい主なポイントは下記となります。

  • 表面的なトレンドではなく本質を見極める
  • 現在志向ではなく、未来志向で企業を選ぶ
  • 常にキャリアアップを意識する

何度も繰り返しになりますが、外資系も含めてIT業界のトレンドの移り変わりは非常に激しく、5年もすれば業界全体が大きく変わってしまいます。しかし、トレンドがいくら変わろうとも、その技術やサービス、システムを使うユーザーのニーズはいつの時代も変わりません。そのため、IT業界においてキャリアを考える際には、表面的なトレンドを本質的な変化と見誤ってはいけません。

そのため、その企業や製品、サービスが「今」どうなのかではなく、「未来」にどうなっているのかという未来志向で企業選びをしていくことが重要です。

一昔前であればIBMやマイクロソフトが外資系IT業界でも圧倒的な人気を誇っていましたが、現在ではグーグルやアップル、アマゾンなどが人気企業となり、既にIT業界の新旧人気企業は大きく入れ替わっています。

そして、数年後にはまた現在の状況も大きく変わっているはずです。短期的・表面的なトレンドに惑わされることなく、どのような技術・分野が今後より需要が期待でき、成長産業となりそうなのかをしっかりと見極め、そのうえで必要とされるスキル・技術を磨き、転職のキャリアを考えていくことが重要です。

また、外資系IT企業に勤務する方々の多くは、短期間のうちに転職を繰り返し、キャリアアップしていく傾向があります。セールス・エンジニアを問わず高い成果を上げられる人材に対する業界内の獲得競争は非常に激しく、報酬の積みあいによって頻繁に引き抜きも行われています。

そのため、IT業界で活躍する上では、常にキャリアアップを強く意識して日々の仕事に取り組むことをおすすめします。外資系IT企業の場合、自らの研鑽を怠らず高い成果を出し続けることができれば、30代前半でも日系大手企業のマネジメントクラスと同等かそれ以上の給与を得ることは決して難しくありません。

外資系IT企業に強い転職エージェント

外資系IT企業の多くは、転職エージェントを活用して採用活動を展開しています。特に人気企業ともなれば非常に数多くの応募が集まってしまい採用効率が落ちるので、非公開求人として採用ルートを転職エージェントだけに限定して活動していることがほとんどです。

そのため、外資系IT業界への転職を目指す方は、外資系企業に強い転職エージェントに登録するのが一番です。特におすすめできる企業は、下記の3社です。

いずれの企業も世界を代表するグローバルカンパニーの非公開求人を数多く保有しており、外資系IT企業との強いパイプを持っています。

セールス系職種とエンジニア系職種では選考時に重視されるポイントやアピールするべきポイントも大きく異なりますので、ぜひ職種別の英文レジュメ対策やインタビュー対策も実施してもらい、万全の態勢で選考に臨みましょう。

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