面接当日までの準備
面接当日の出来は、面接当日までにいかにしっかりと準備ができるかで決まると言っても過言ではありません。
志望度が高い企業の面接は、何度経験したとしても緊張するものです。しかし、面接においては「今日は本来の自分をアピールできなかった」と嘆いても後の祭りです。
面接官にとってみれば、面接当日に接した「あなた」があなたの全てであり、あなたの本来の姿などは知る術もないのです。
せっかく高いスキルや能力、経験を有していながら、面接当日の失敗により人生の大きなチャンスを棒に振るということがないように、ぜひ事前の準備を心がけ、万全の態勢で面接に臨みましょう。
ここでは、面接当日までに準備しておきたいポイントをご紹介していきます。
面接当日までに準備しておきたいポイント
面接当日までに準備しておきたいポイントとしては、下記が挙げられます。
- 面接当日の詳細を把握しておく
- 企業理解を深めておく
- 英文レジュメを読み込む
- 面接の想定問答を繰り返す
- 面接に相応しい服装の準備
それぞれについて詳しく説明していきます。
面接当日の詳細を把握しておく
まずは、面接当日の詳細について、しっかりと把握しておきましょう。面接の遅刻などはあってはなりませんので、面接時間、面接場所、交通機関、所要時間、などは確実に把握しておきます。
また、転職エージェントを通している場合、面接を担当する方の氏名や役職、できればバックボーン、人物タイプに関する情報なども事前にヒアリングしておくとよいでしょう。
担当のキャリアアドバイザーに面接アドバイスをしてほしいとお願いすれば、多くの転職エージェントは上記の情報を事細かに伝えてくれます。自ら積極的に活用するという姿勢が重要です。
企業理解を深めておく
企業に対する理解は十分すぎるほどに深めておきましょう。日本法人のホームページや求人情報などを隅々まで見ることはもちろん、本国のホームページや決算資料、ニュースサイト、その企業のトップインタビューなど、様々な情報源から企業に関する情報を収集し、徹底的な企業理解をすることが重要です。
間違っても面接前日にちらっとホームページを見るだけ、求人票を読み込んでおくだけ、といった付け刃な対策をしてはいけません。中途半端な企業理解は、特に面接官に対する質問をする際や、志望理由などをアピールする際に露呈してしまいます。
こんなホームページを見れば書いてあるような初歩的な質問をするのか、と思われてしまえばそれで終わりですし、志望理由を伝える際も、この人が話している志望理由はピントがずれているなと思われる可能性もあります。
どこまで深く企業研究をし、企業理解をしていくかは、少し話せばすぐに分かってしまうのです。企業理解は、あなたが思っている以上に面接結果に影響を及ぼしますので、ぜひ徹底した事前準備を心がけましょう。
英文レジュメを読み込む
書類選考時に提出した英文レジュメは、徹底的に読み込んでおきましょう。英語でのコミュニケーションに不安がある方は、事前に英文レジュメを繰り返し音読しておくことも有効です。面接時も、英文レジュメに沿って質問されることもありますので、自分が書いたレジュメである以上、内容について尋ねられたら詳細にプレゼンテーションをできる必要があります。
英文レジュメを繰り返し読み込み、必要に応じて音読もしながら自分の頭に徹底的に入れておくことで面接時の返答内容の質は大きく向上します。
稀に、自分が自分のレジュメに何を書いたのかも正確に覚えていない方もいますが、これは論外です。英文レジュメは、自分という商品を売り込むための提案資料です。優れた営業マンであれば提案資料の中身がすべて頭に入っているのは当然の話です。
英文レジュメを客観的な視点でしっかりと読み込んでおけば、どんな角度からの質問が来そうなのかを事前に想定することもできます。ぜひこちらも時間をとって取り組んでください。
面接の想定問答を繰り返す
外資系企業の面接対策としては、面接でよく聞かれる質問を参考にして、一つ一つの質問に対して英語でしっかりと返答できるように、想定問答を繰り返しておきましょう。
また、事前に想定した質問には完璧に答えられるが、ひとたび想定外の質問が来るといきなり回答に詰まってしまう、というのでは全く意味がありませんし、そのようなマニュアル一辺倒の候補者を面接官は最も嫌いますので、想定問答を練習する際は、特に回答部分について、毎回自分なりに少しアレンジを加えながら、色々なパターンで返答する練習を繰り返すことをおすすめします。
面接に相応しい服装の準備
外資系企業の面接においては、外見も非常に重要です。外見が面接官に与える印象は非常に大きく、選考結果も見た目で大きく変わります。
能力やスキル、経験など、目では見えない部分に自信がある方ほど外見や見た目を軽視しがちなのですが、そうしたスタンスはNGです。
目で見えない部分は、面接当日のやり取りいかんでは相手に上手く伝えられないケースもありますし、仮に話している内容自体の「WHAT」は素晴らしかったとしても、それを誰が言っているのかという「WHO」に対する印象が悪ければ、信頼性は損なわれてしまいます。
面接において、外見・見た目は想像以上に重要なのです。ぜひそのことを肝に銘じて臨みましょう。
服装で気を付ける際のキーワードは、ずばり「清潔感」です。以下に、具体的なポイントをご紹介しておきます。
- スーツやシャツ(ブラウス)に皺がない
- 靴が磨かれている
- 髪型が整っている
女性の場合はこれに加えて、ナチュラルな化粧、派手なマニキュアは避け、香水も控えめにするなど、華美さよりも清潔感を重視したファッションが重要です。
男性の場合、ネクタイの色とベルトの色の組み合わせや、靴の色など、ファッションのポイントとなる部分に少し気を遣うだけでも印象は大きく変わりますので、意識しておきましょう。
また、服装やファッションに自信があれば、自然と前向きな気持ちが生まれ、表情にも自信が出てきます。逆に、服装やファッションに少しでも気になることがあると、それが原因で気づかぬうちに自信がなく暗い表情になってしまうこともあります。
服装は面接官からの印象だけではなく、面接当日の気持やアピール力の向上にもつながるので、ぜひこだわって準備をしておきましょう。
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