Global 100 Most Sustainable Corporations in the World
「Global 100 Most Sustainable Corporations in the World(世界で最も持続可能性のある企業100社)」は、カナダのトロントに本拠を置くメディア企業、Corporate Knights社が毎年発表しているグローバル企業ランキングです。
毎年1月末にスイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム、通称「ダボス会議」の中でこのランキングが発表されています。
選定対象企業は上場企業に限られますが、「持続可能性」という観点から独自の基準によりランキングしている点が特徴的です。
- Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2013
- Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2012
- Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2011
ランキングの選定基準
この「Global 100 Most Sustainable Corporations in the World(世界で最も持続可能性のある企業100社)」のランキング基準は下記の通りです。
- Energy Productivity(エネルギー生産性):
売上 ÷ 直接的および間接的なエネルギー消費量 - Carbon Productivity(炭素生産性):
売上 ÷ 二酸化炭素排出量 - Water Productivity(水生産性):
売上 ÷ 水使用量 - Waste Productivity(ゴミ生産性):
売上 ÷ ゴミ排出量 - Innovation Capacity(イノベーション能力):
R&D投資 ÷ 売上 - Percentage Tax Paid(納税率):
納税額 / EBITDA - CEO to Average Employee Pay:
CEO報酬 / 従業員平均報酬 - Pension Fund Status:
確定給付企業年金の総額 / 総従業員数 - Safety Performance(安全生産性):
売上 ÷ 従業員傷害事故 × 5万ドル + 死亡者数 × 100万ドル - Employee Turnover(補充労働者比率):
1-社員維持率 - Leadership Diversity(リーダーシップ多様性):
女性の役員割合 - Clean Capitalism Pay Link(持続可能性関与):
持続可能性に責任を持つ役員がいるか否か
(※より詳細な基準の中身についてはこちらを参照)
上記のように、「Global 100 Most Sustainable Corporations in the World(世界で最も持続可能性のある企業100社)」のランキング基準は非常にユニークです。
今後も測定指標は変更・修正が加えられ、より客観性が高く優れた基準となっていくと考えられます。
「Sustainability(持続可能性)」は、今や国籍や規模を問わず全ての企業が重視しなければいけない指標であり、収益性だけではなく社会性も含めた判断基準として今後もその重要性が増していくと考えられます。
上記ランキングの中には日本ではあまり知名度はないものの、世界ではGreat Companyとして賞賛されている企業も数多く含まれています。
日本に支社や支店を構えている企業も数多く存在していますので、ぜひ企業選びの参考として下さい。
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